二十ミリ ページ21
落ち込む心操を他所に、梨花は試合に集中していた。
「アイツ…個性の使い方上手くなったな…」
と上から目線の発言をしていた。
試合は、麗日さんが突っ込み、爆豪が爆破で攻撃、というのをくりかえしていた。
何度か繰り返し、麗日さんは捨て身の作戦をした。
だが、爆豪はそれを一撃でなかったことにしてしまった。
結局は、麗日さんが行動不能になり、爆豪の勝ちとなった。
(麗日さん…悔しいだろうな)
それからは、何故か体が動いていた。
控え室に向かったのだ。
声をかけてあげたかったからだ。
向かっている最中、ある人物にあってしまった。
その人物とは、あの憎き爆豪勝己だった。
無視すれば良かったものの、いつもの癖で「げっ」と声を漏らしてしまい、当然爆豪に気づかれてしまった。
「あァ!?お前ビリビリじゃねーか!?」
「誰がビリビリじゃおらァ！名前があんだおらァ!?」
普段はこんな口調ではない梨花だが、爆豪に対してはつい口が悪くなってしまう。
「何でお前ここにいんだ！？」
「私が雄英通ってるからだよ！」
「ちげーよ！そんなことぐらい知ってるわ！何でここにいるのかって聞いてんだわ！」
爆豪は言い終わってからまるで「やっちまった」と言わんばかりに自分の手で自分の口をおおった。
梨花はその行動がわからなかったから首をかしげた。
「なにしてんの？」
「何でもねえよ！」
少し焦ったように言う爆豪。
そんなこと言われたら逆に気になってしまう。
「おしえろよー。えー、何々？爆豪君は何でもできる才能マンのくせに、人に隠し事はするんだ〜。へーそうなんだー」
挑発をする梨花。
これに対して爆豪は黙ってるはずがない。
「あァ!?んなわけねえだろ！」
「じゃあ、教えてくれるよね？」
「あたりめーだ！俺は今…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るぅ(プロフ) - ちぃさん» はい！！！！あざっす！！！ (2019年12月10日 20時) (
レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - るぅさん» いえいえ！こちらこそ急に指摘しまってすみませんでした。 私るぅさんの作品楽しく読ませってもらってます！！！これからも頑張ってください！！！ (2019年12月10日 17時) (レス) id: ec877f35b2 (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - ちぃさん» あ！すいません！ご指摘ありがとうございます！もうちょっと頭良くしてから小説書かないとですね...！ (2019年12月10日 15時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 初めまして、ちいといいます。読んでいて思ったのですが○○sidとなってるんですがsideの間違いではないでしょうか？いきなりの指摘ですみませんでした (2019年12月9日 23時) (レス) id: ec877f35b2 (このIDを非表示/違反報告)
千々 - はっはっは多すぎかワロタｗｗ (2019年8月22日 10時) (レス) id: 787908e789 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るぅ | 作成日時：2019年4月18日 15時
