三十五ミリ ページ37
梨花side
「…轟くん、いったかな？」
一度廊下に出て、轟くんがいないのを確認し、ため息をついた。
(これ見たら流石に驚くだろうな)
と、私は火傷だらけの自分の左手を見つめる。
「もう、いとこそろって無理するんだから。
人様を助けるのは立派だが、自分の身ももっと考えなさい。」
リカバリーガールに怒られる。
でも、当たり前だ。
よく考えもせずにやってしまった罰だ。
これからはもっと冷静になろう。
「…あ！そうだ！轟くんの試合があるんだった。リカバリーガール、治癒は大丈夫です！
ありがとうございました！また来ます！」
「また来ますってねぇ、怪我をする気満々じゃあないか。」
背後で指摘をされてるが、私は構わず観客席へと向かった。
_________
「惜しかったな」
観客席に着き、一息ついた私に心操が話しかけてきた。
「ん、まぁね。でも反省点とかいっぱいだよ。」
「そうか。お前はヒーロー科編入確定だろうな。」
そういった心操は少し悲しそうだった。
「…心操も、でしょ？」
言うかどうか迷ったが、心操の気持ちを考えたら自然と口から出ていた。
「…あぁ、そうだったな」
さっきよりは元気になったみたい。
いって良かった。
そして、轟くんの試合が始まった。
「さっきのこと、気にしてるのかな…」
轟くんは、あまり試合に集中出来ていないようだ。
(…私のせいだ…)
そう思わずにはいられない。
そんな私を見て心操は大丈夫、と言ってくれた。
「部外者に言われたくはないかもしれないが、お前が気にやむことじゃない。」
「……そっか。ありがとう」
心操にお礼を言った。
やっぱり、こういうこと言ってくれる人は数少ない。
私は、良い友達を持ったもんだな。
心操side
コイツ…俺がこんなにいってるのに気づかないのか…
鈍すぎ。
でも、そういうところ全部含めて俺はコイツのことが___
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るぅ(プロフ) - ちぃさん» はい！！！！あざっす！！！ (2019年12月10日 20時) (
レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - るぅさん» いえいえ！こちらこそ急に指摘しまってすみませんでした。 私るぅさんの作品楽しく読ませってもらってます！！！これからも頑張ってください！！！ (2019年12月10日 17時) (レス) id: ec877f35b2 (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - ちぃさん» あ！すいません！ご指摘ありがとうございます！もうちょっと頭良くしてから小説書かないとですね...！ (2019年12月10日 15時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 初めまして、ちいといいます。読んでいて思ったのですが○○sidとなってるんですがsideの間違いではないでしょうか？いきなりの指摘ですみませんでした (2019年12月9日 23時) (レス) id: ec877f35b2 (このIDを非表示/違反報告)
千々 - はっはっは多すぎかワロタｗｗ (2019年8月22日 10時) (レス) id: 787908e789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ | 作成日時：2019年4月18日 15時
