ならなくとも1 ページ1
｢おはよう、皆！｣
私は食堂へ入り自分で一番だと思う笑顔を彼等に向ける
｢あー、はよ｣
でも帰ってくるのは素っ気ない返事だけ
もう目線すら此方にも向けてくれない
そうだ、私に視線を向けている間の1秒でも書類や仕事に回さなきゃいけない
｢アッハッハッハ！！！ちょ、大先生…それｯ…ﾌｯ…本気で言っとんの…!?アッハッハ！！｣
｢ククッ…シッマ、この大先生の顔が冗談に見えるか？フハッ…！｣
｢そうだよ(便乗)｣
楽しそうに話すのはコネシマとゾムと大先生とシャオロン。
｢では、全員揃ったな｣
そんな騒がしかった食堂を一瞬で静かにさせる、綺麗なバリトンボイス。
私達…否、私の人生を大きく変えてくれた総統
グルッペン･フューラー
｢…頂きます｣
｢｢｢いただきまーす！！｣｣｣
｢頂きます…！｣
グルッペンの声で一斉に挨拶をする
この城では全員が揃って朝晩食事をするというルールがある
体調不良や皆と食べたくない場合は部屋で食べる人も偶にいる
昼は基本的自由。
｢ん…おいひい…トマト、甘ひ…｣
もぐもぐ、とトマトを食べ進めていると隣に座っていたひとらんが反応して、｢本当？！｣って喜んでくれた
ひとらんは簡単に言うと私の幼馴染。
ほら、見て。衣服だって殆ど色違いなだけだもん
｢今日のサラダおいひい…｣
｢今日の野菜は俺が作った野菜だけど調理したのは俺じゃないんだ｣
いつもはひとらんがサラダを作っているのだが今日は違うらしい
珍しい。
｢俺が作ったんやで｣
声のする方へ向くと…
｢お、オスマン…｣
｢なぁ…前みたいにマンちゃんって呼んでくれや…
俺の事が嫌いになったんか？なぁ…｣
オスマンは私の方へ距離を詰めてくる
オスマンとは仲がよかった方だとは思うが昔と変わってしまった
｢ずっと…こんなにも俺はAの事を愛しているのに…Aは俺の事愛してないめぅか…？｣
可愛らしいと思っていた｢めぅ｣も今では狂気だ。オスマンは私の事を好きらしい
でも、ここ1年で皆変わってしまった
私への態度が
ひとらんだけが変わらずにいてくれる
でもそれで、それで…
皆が幸せだと思うなら…
そう、思ってしまうんだ
(皆の為に死んだって構わない)
───
この物語は雑愛でもなく愛されでもなく嫌われでもありません
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雪うさぎ@国民同盟(プロフ) - 鏡餅さん» メリーバッドエンドですね！ありがとうございます！私も最近ハマっているので…笑 (2019年3月14日 5時) (
レス) id: 5793b443de (このIDを非表示/違反報告)
鏡餅(プロフ) - メリーバッドエンドに最近ハマってるのでメリーバッドエンドでお願いしますm(*_ _)m (2019年3月13日 22時) (レス) id: 4187f67cf5 (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ@国民同盟(プロフ) - アイル＠食害推しさん» 通知を見てぶっ飛んできました()愛されって多いしまぁ嫌われでも我々さんのイメージを低くしちゃうのでこうなりました←更新多くできるように頑張ります！！ (2019年3月4日 17時) (レス) id: 5793b443de (このIDを非表示/違反報告)
アイル＠食害推し - はぇー...なんか好きです()こういう愛されでもなければ嫌われとか裏切りじゃないってなんか新しい,,←更新頑張ってください！ (2019年3月4日 17時) (レス) id: d83f9c610d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪うさぎ | 作成日時：2019年3月2日 20時
